大会史上最多となる6度の優勝を誇り、今大会も3年ぶりの優勝が期待されるチームの一員となり、「7回目の優勝を目指すチームの目標を達成するために、全力を出して貢献したい」と意気込んでいる。
須高選手では第9、11、12回の3大会に出場した小布施町松村出身の高野寛基さんが佐久長聖高3年のときに第12回大会で5区を走って以来10年ぶり。須坂市としては豊丘町の黒岩新弥さん(東中~中野実高出)が山梨学院大4年のときに第5回大会で3区を走って以来17年ぶりとなる。
長野陸上競技協会が昨年12月末に県選手団を発表した。チームには上野裕一郎選手(DeNA・佐久長聖高出)や2、3日の箱根駅伝を走った東海大の関颯人選手と春日千速選手(ともに佐久長聖高出)、昨年12月25日の全国高校駅伝で準優勝した佐久長聖高の選手らが名を連ねる。石川君は「尊敬する選手たちと一緒に走れることはうれしいしモチベーションも上がる。自分も頑張らないといけないという思いが強くなった」と話す。
大会は都道府県の代表47チームが平和記念公園を発着点に7区間48kmで健脚を競う。
県選手団は14、15日に山梨で最終合宿を行い、20日に広島へ入る。中学生区間は2区と6区(ともに3km)で、石川君はアンカーにたすきをつなぐ6区を走る予定だ。
大会に向け「気持ちの面でも体の面でもいい方向に進んでいる」と石川君。「ベストな状態で走れるようにコンディションを整え、個人では区間一桁順位で走ることが目標だが、それに甘んじることなく、さらに上を目指していきたい」と話している。
なお、須坂市夏端町の牛山通高さん(中野市高社中教諭)が県選手団のコーチとしてチームを支える。