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産業人育成の歴史に幕~須坂商業高と須坂園芸高が閉校(2017.03.11)

 3月末で閉校を迎える須坂商業高校と須坂園芸高校で4日、卒業式と閉校式が開かれた。

 4月からは両校が再編統合して開校した須坂創成高校に完全統合される。約100年にわたり、地域と共に産業を支える多くの有為な人材を輩出してきた商業と園芸。最後の卒業生たちは、両校の歴史と伝統を引き継ぐ創成の後輩たちに思いを託し、さらなる発展を願った。閉校式では、それぞれ母校の足跡を映像で振り返り、惜別の校歌を響かせた。
 商業は108人が卒業した。卒業式で送辞を述べた創成2年の金児亮祐さんは「先輩たちが残してくれた伝統を守り、受け継ぎ、悔いのない学校生活を送るために精進する」とあいさつ。
 商業3年の酒井里花さんは答辞で、創成が開校した当時を「私たちと違う制服、ジャージーに少し違和感を感じつつ、新しい学校がつくり上げられていくことを実感させられた」と振り返り、「須坂商業最後の卒業生として恥ずかしくない人生を歩んでいきたい」と決意した。
 閉校式で県教育委員会の原山隆一教育長は「地域の発展を支える商業教育の中心校として、その役割を果たし続けてきた」と式辞を述べた。山下智校長は「90年にわたる歴史はここに幕を閉じるが、固い絆で結ばれた多くの方々の一人一人の心の中に須坂商業高校は永遠に生き続ける」と述べた。
 商業は1926(大正15)年、須坂商業学校(創立者・越泰蔵)として開校し、卒業生は計11,624人。荒井清治同窓会長は卒業式で「本校で学んだ誇りを胸に、母校の輝かしい歴史をいつまでも語り継いでいこう」と呼び掛けた。
 園芸は151人が卒業した。卒業式の送辞で創成2年の柴田大志(ひろし)さんは「先輩方から教えてもらった数々の経験を忘れずによりよい学校をつくっていくことを誓う」と述べた。
 答辞を述べた園芸3年の菅沼祐希さんは「最後の園芸生として仲間たちと成長できたことが誇りであり宝物。母校がなくなるのは寂しいけれど、歴史として、生徒の思い出として残っていく。園芸高校で培われた精神を糧に夢に向かって一歩一歩進んでいく」と誓った。
 閉校式の式辞で、県教委の原山教育長は「県下唯一の園芸高校として地域と共に歩み、郷土を支える人材の育成に貢献してきた」とあいさつ。小椋勇人校長は「創立当初から常に農業の新たなる未来に向け、基本は農業であるという変わらぬ理念の下に脈々とその精神を受け継いできた」と述べた。
 園芸は1912(明治45)年、上高井郡立乙種農学校として開校し、卒業生は計14,309人。閉校式で村石正郎同窓会長は「いつの時代も地域と密着し、地域の要望に応える土着の思想に支えられ発展してきた」とし、母校に別れを告げた。
 なお、創成は2015(平成27)年の開校時から須商・須園両キャンパス制となっているが、現在須園キャンパス敷地内に建設中の管理商業科棟など(工期は10月末)と、付帯工事が完了後、全学年学科の生徒が同じキャンパスにそろう。須商キャンパスは体育館とグラウンドを使う。

 

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