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草木染で「現代の名工」~須坂市亀倉町の木村不二雄さん(2017.11.11)

 厚生労働省は5日付で、須坂市亀倉町の染物職・木村不二雄さん(57)を卓越した技術者として「現代の名工」に選んだ。表彰式は6日、東京都で行われ、全国で149人、県内で2人を表彰した。

【県に伝わる伝統技術継承】
 現代の名工は技術者の地位や技能水準の向上を図ることを目的に、優れた技術を持って産業の発展に貢献する技術者を表彰する。
 木村さんは東京都出身。神奈川県職員時代に草木染に興味を持ち、平成3年に長野県に転居。長野市の染色作家小山仁郎さんに師事して9年間学んだ。17年前に独立、現在地に草木染工房「風(ふう)」を設立。長野県だけに伝わる草木染友禅を継承している。
 草木染はリンゴの樹皮、桜の葉などから取った染料を使って着物などを染め上げる。染めない部分にろうを塗って染料をはじく「ろうけつ染め」で色を重ね、濃淡を付けて立体感を出す。江戸時代に始まった友禅染は現在ほとんどが化学染料で、草木染友禅は長野県だけに伝わる技術。
 草木染は化学染料とは違って、優しい色合い、奥深さ、繊細さが魅力という。最近は着物を着る人が減り、需要が小さくなっている。草木染友禅の職人は県内でも数少なく、木村さんも数人に教えているが、後継者の育成が大きな課題。
 木村さんは「草木染は自然の命をいただくので色に力がある。図案を求めて歩いていると、身近な自然の中に美を発見、その感動を表現したいと心掛けている。小山先生に教わった基本を大事にしながら工夫を重ねてきた。受賞は先生、家族をはじめ皆さんの支えあってこそ。少し恩返しができて良かった。これを励みに、さらに伝統文化を守り、伝えていきたい」と話す。
 須坂市春木町の旧小田切家住宅で12月24日まで「木村不二雄展」が開かれ、着物、帯、ろうけつ染めなど約25点を展示している。
 木村さんは今月18日午後1時半から型染めワークショップを開き、19日と12月16、23日に同住宅に詰める。

 

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