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「電話だけ」でネットバンク詐欺~知らないうちに契約の新手口(2018.04.14)

 須坂市内で3月、インターネットバンキングを悪用した新手の詐欺で60代女性が650万円をだまし取られた事件を受け、須坂市消費生活・特殊詐欺被害防止センターは、「詐欺を防ごうクチコミ大作戦」と銘打った緊急対策を行っている。

 須坂警察署生活安全課によると、女性宅に市職員を名乗る男から電話があり「健康保険料が10年間過払いになっているので、こちらで手続きをする」と言われ、信じ込んだ女性は住所、氏名、生年月日、銀行の口座番号、暗証番号を伝えた。
 その後、女性宅にネットバンキング用のカードとパスワード生成機が届き、さらに、男から電話があり、女性はカードの番号とパスワード生成機に表示された番号を伝えた。
 後日、女性が通帳記載をしたところ、650万円が他人名義の口座に振り込まれていることに気づき、須坂署に通報した。女性は、電話でやりとりしただけで、知らないうちにネットバンキングに契約され、口座間の送金で金をだまし取られたもので、県内では初の手口とみられる。
 ネットバンキングを悪用した詐欺は被害者が金融機関やコンビニに行く必要がなく、水際阻止が難しい。
 このため、須坂市の同センターは、「固定電話の留守番設定の推進」と「自分の預貯金口座などの情報を他人には教えない」ことを被害防止対策の柱に、防災行政無線・防災防犯メールマガジンでの注意喚起、啓発チラシの街頭や金融機関での配布、市民が集まる会議での呼び掛けなど、さまざまな取り組みを進めている。
 同センターでは「これ以上被害を出さないために徹底した周知を図っていきたい。固定電話は在宅時でも留守番電話に設定し、暗証番号などは絶対に教えないでください。留守番電話の設定方法もサポートし、要望があればご家庭まで出向きます。また、家族や会合などあらゆる機会で詐欺について話していただき、市民総ぐるみの『クチコミ大作戦』で防犯意識を高めていきましょう」と呼び掛けている。
 同センターでは新年度、相談員を1人から2人に増員して体制を強化している。相談や問い合わせは同センター(市役所1階、市民課内)☎026-213-7188まで。
 なお、県警察本部では今回の手口の詐欺は電子計算機使用詐欺として、特殊詐欺には分類していない。

 

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