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【無念の決断…】「お庚申さんの松」伐採へ(2018.04.28)

 須坂市から高山村に向かう主要地方道須坂中野線沿いの蓮生寺参道口(本郷町)に立つ樹齢約350年の老松が近く、伐採されることになった。

 今年に入って松くい虫と思われる松枯れの症状が出始め、専門家による対策を施してきた。しかし回復の見込みが立たず、管理する一般社団法人日滝史آ]保存会(130余人)は22日の総会で無念の決断をした。きょう28日、蓮生寺の林秀盛住職によるお清め・供養を執り行う。
 幹回り約3m、樹高は約12m。庚申堂の横にあることから、地元では「庚申松」「お庚申さんの松」として親しまれる。『日瀧の史跡』(同発刊委員会編集・発行)によると、江戸時代の絵図にも大きく描かれ、日滝の地理を示す道標になっていた。また越後高田に陸軍十三師団司令部が置かれた明治、大正時代には、大演習の際にこの松の根方に統監部を置き、将校たちが居並んで指揮を執っていたという。庚申堂には、350年ほど前の明暦年間に建てられた石造り家型の庚申と、元禄年間建立の青面金剛像が納められていて、松もその頃に植えられたと考えられる。
 日滝史蹟保存会会長の永井久司さん(70)、史跡整備保存担当理事の山崎孝史さん(64)は、赤褐色に染まる古木を感慨深く見上げながら「庚申堂があって、松がある。ずっと昔から “お庚申さんの松”は地域にとって大切な存在で、我々の心の拠り所だった。供養し、きちんとご慰労申しあげたい」と話していた。
 松枯れは近隣でも多く確認され、最近分かっているだけでも10数軒が伐採したという。

 

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