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●白虎隊の日
1868(明治元)年、戊辰戦争で会津藩の白虎隊が城下の飯盛山で自刃する。白虎隊とは官軍に対抗した会津藩がもつ、16歳から17歳までの少年で編成されていた軍。白虎隊の二番士中隊員が、城下の町に火の手が上がったのを、落城して城から火が出たものと勘違いし、16人の隊員全員が自刀し果ててしまう。
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須田満親が主人公の歴史小説~作家の伊東淳さんが発刊(2016.06.11)

 須坂出自の戦国武将須田満親(みつちか)を主人公にした歴史小説「吹けよ風 呼べよ嵐」がこのほど祥伝社(東京都)から発刊された。

 「川中島合戦! 義を貫いてこそ」をキャッチフレーズに、上杉氏と武田氏がしのぎを削る北信濃で信義を貫く満親を、作家の伊東潤さんが独自の視点で描いている。
 小説では、上杉氏と武田氏との勢力争いの影響で一族が分断される悲劇に直面した須田満親が悩み乗り越える姿を描く。満親は上杉方、従兄で親友の須田信正が武田方に寝返って敵となる。合戦は武田信玄、上杉謙信が指揮をとるが、作戦は満親ら国人が練る。満親は自分をよく知る信正に対して、常に先手を読みながら息詰る頭脳戦を展開する。
 その後、満親は上杉景勝の家臣となり、海津城(松代城)代を務めている。天正13(1585)年に真田昌幸が徳川家康と対立して上杉方に転じた際に昌幸との交渉役を務め、昌幸の次男信繁(幸村)を人質として預かったとされる。同年、昌幸が家康に攻められると、景勝に救援を強く進言、上杉方援軍の指揮をとり、勝利に貢献したとされる。 
 伊東さんは「国を蹴った男」で吉川英治文学新人賞を受賞するなど、本格的な歴史小説の旗手として高い評価を受けている。「川中島合戦を主導したのは在地国人であったと仮説を立てた時、満親の貢献度は群を抜く。久々の直球勝負の戦国小説に仕上がっている。臨場感を楽しんで」などと話している。四六判、392ページ、定価は1,700円(税別)。
 須坂市立博物館は「この小説を通して、満親を身近に感じてもらえればうれしい」と話している。

 

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