須坂新聞WEBサイト 旧須坂青年の家廃止へ~峰の原観光協会が活用を断念
須坂新聞
今日は何の日
12月11日(火)
●百円玉記念日
1957(昭和32)年、百円硬貨が発行されました。それまでは板垣退助の肖像の紙幣でした。
求人情報
須高管内の求人情報
長野労働局や須坂市産業連携開発課の情報はこちらから
フォトサービス

須坂新聞モバイルページ
須坂新聞
ニュースヘッドライン
旧須坂青年の家廃止へ~峰の原観光協会が活用を断念(2018.10.27)

 須坂市峰の原高原観光協会は、昨年度から市から借りて運営していた峰の原高原の旧須坂青年の家の、今後の活用を断念した。

 10月末で市に返す。市は来年度以降の施設運営は行わず取り壊す方針。
 須坂青年の家は1982(昭和57)年に、県が社会教育施設として開設した。研修室や食堂・厨房、浴室などを備えた管理・宿泊棟(鉄筋コンクリート2階建て延べ約2,400平方メートル、宿泊定員120人)、体育館、グラウンド、キャンプ場、野外炊飯場などの施設がある。現行の耐震基準は満たしている。
 県の行財政改革で2016年度末に廃止された。県運営時の経費が年間3,000万円近くかかっていて、費用対効果が見込めないことや、施設を利用しての事業がないことから市は青年の家を活用する考えはなかった。一方で、峰の原高原観光協会が、地域振興のため自主運営の可能性を探りたいと求めたことから、市は県から土地と施設の無償譲渡を受けた。
 その際、市が施設を撤去、または修繕する際は、相当額を県が補助する契約をした。公共的団体が共益的事業を行う目的であれば、修繕した上で無償譲渡することもできる。市と同観光協会は本年度末までに結論を出すとしていた。
 同観光協会は運営委員会を組織して、施設の貸し出しや維持管理などを行った。観光やスポーツなどのイベント、各種団体の合宿、研修、小学校の自然体験学習などの場として利用した。宿泊の受け入れを行わなかったこともあり、維持管理費などを含めた昨年度の運営経費は150万円ほどだったという。
 同観光協会の古川茂紀会長は「浴室などの水回り設備がある宿泊棟が最もランニングコストがかかるので、それを取り壊して、ほかの施設だけであれば、さらに経費が抑えられて、十分運営していけると思った」という。
 一方で、旧青年の家を市から譲り受けて運営するには地域の合意形成が必要だが、スキー場の経営問題などもあり、十分には進まなかった。今年9月に市から活用の可否を問われ、断念することに。
 古川会長は「もう1年運営できれば、いろんな活用の仕方も考えられたと思う。魅力的な場所なので残念」と話す。
 市生涯学習スポーツ課の田中賢一課長は「地元に活用してもらえれば一番良かったのだが。ほかに活用者がなく、建物が老朽化していて、維持管理費もかかるので取り壊すことになる」と話す。土地は元の所有者の仁礼会に無償譲渡する。
 市内小学校の自然体験学習は本年度まで、旧青年の家で飯ごう炊さんやキャンプファイアなどを行っていた。峰の原高原に同規模の施設はほかになく、来年度以降について市教育委員会は「これまでと同じように(飯ごう炊さんなどを)やるのは難しい。替わりにできることを検討する」としている。

 

TOPへもどる