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【小布施町】エネルギー自給自足へ~松川小水力発電稼働(2018.12.01)

 小布施町で11月27日、松川用水路に小水力発電所を建設し、作った電気を地域で使う「エネルギー自給自足」の取り組みが始まった。

 高山村堀之内出身の磯野謙さん(37)が創業した自然エネルギー発電会社の自然電力が県内初事業で小布施町に松川小水力発電所を建設。27日のしゅん工に合わせ、須高地区を中心にケーブルテレビ事業を行うグーライトと小布施町との3者共同出資で小布施町に新電力会社「ながの電力」を設立。法人や個人向けに自然エネルギー由来の電気の小売りサービスを始めた。
 ながの電力は電気を作って売る会社。発電事業は、出力190キロワットの松川小水力発電所を皮切りに町内各所で景観に配慮した屋根上の太陽光発電を目指す。北信各地での小水力発電も検討し、自然エネルギー由来の電気を増やす計画。
 販売事業では、非化石証書などを付けた自然エネルギーを小布施町を中心に全国各地で販売する。地元の北信地域では、グーライトの通信インフラを活用した電力の自動検針などさまざまな生活支援サービスも展開する。
 ながの電力の共同代表は自然電力社長の磯野謙さんとグーライト社長の丸山康照さん。磯野さんはオリオン機械を創業した故・太田三郎さんの孫。太田さんがグーライト前身の須高ケーブルテレビの社長だった関係で丸山さんとは旧知の間柄。
 磯野さんは「自然エネルギーに関心があった祖父の意思を地元で実現できてうれしい。全国各地で自然エネルギーの発電供給事業を行ってきた経験を未来のまちづくりに生かしたい」と話した。
 丸山さんは「ながの電力は、ことし30周年を迎えるグーライトが初めて異業種参画する会社。放送や通信だけでなく電力と連携したさまざまな生活支援サービスを北信地域で展開したい」と話した。
 6年前に小布施エネルギー会議を立ち上げて再生可能エネルギーの活用を検討してきた小布施町長の市村良三さんは「単に自然電力を作るだけでなく、未来につながる取り組みにしたい。北信全体が100%近く自給自足できる地域になれば」と期待を込めた。
 松川小水力発電所は上松川橋近くに建設。発電量は一般家庭300世帯分に相当。発電した電気は中部電力に売電する。事業費約3億円。設計コンサルタントは地域総合計画。施工はマツナガ建設。
 ながの電力は市場取引で非化石証明の電気を調達し、販売する。すでに町内の栗菓子店など複数の売電契約があるという。磯野さんは「自然エネルギーは不安定な面もあるが、長期的に見て安くてクリーンな電力を供給できる。未来のまちづくりに賛同する気持ちで使ってもらえれば」としている。小布施町雁田のハウスホクサイ内に本社を置く。

 

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