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【須坂市立博物館】機能分散型総合博物館に~基本計画策定委が計画案を決定(2018.12.15)

 須坂市立博物館基本計画策定委員会(委員長・笹本正治県立歴史館長、委員16人)は30日、市防災活動センターで第10回を開き、基本計画案を決定した。

 市立博物館機能を既存文化施設へ分散(分散展示)して「機能分散型総合博物館」にすると共に、ほかの文化施設や文化財などともつながりを持たせ、市全域を「まるごと博物館」とする内容。27日の市教育委員会定例会での審議を経て、市として正式決定する。
 計画案では、機能分散型総合博物館は、現市立博物館(小山町)を改修して、本館と分館の機能を持たせる。笠鉾会館(横町)、旧小田切家住宅(春木町)、ふれあい館まゆぐら(東横町)、文書館(常盤町)、文化財保存活用倉庫(穀町)を分館とする。各施設の特徴・立地を生かして、全体として一つの総合博物館になるように構築する。
 現市立博物館は、本館機能として、各施設の連携調整や、市全体の案内、照会を行ったり、須坂の歴史概観を展示するほか、市民やボランティアなどの活動・交流スペースを設ける。分館機能として須坂の原始、古代、中世、自然について展示する。収蔵庫は埋蔵文化財(考古学)関連資料を保管する。
 笠鉾会館は、現在置いている笠鉾や祭り屋台に加えて、須坂藩関係、吉向焼、市内の祭り・伝統芸能などについて展示する。旧小田切家住宅は、製糸業の歴史とそれをけん引した商家の暮らしを、まゆぐらは、引き続き養蚕や製糸関係の道具などを展示する。
 機能分散型総合博物館の基本理念は(1)市民と共に須坂市の豊かな自然・歴史・文化を探求し、保存・継承すると共に、未来の子どもたちが新しい伝統・文化を創れるような環境をつくる(2)市民が郷土を愛し、誇りを持ち、生活の質を高め、交流する創造的なまちづくりに貢献する(3)須坂の魅力を広く発信する。
 活動計画は、展示スペースの確保と、市内に点在する文化財と関連づけて内容の充実を図る。各施設が補完し合い連携し、来館者の回遊性を高める。また、学芸員などの人材育成や、ボランティアスタッフ、市民との連携、活動支援なども行う―とした。
 機能分散型総合博物館にする理由を「まるごと博物館の実現を目指すにあたり、各分野・テーマなどについて拠点となる施設を設置することで、文化財についての理解を一層深めることができる。文化財と地域との関連を重視し、その地域でその物を見ることで、その物の持つ意味と価値を理解し、さらには地域への理解が深まり、住民が地域に愛着・誇りを持つことを目指す」などとしている。
 まるごと博物館については「従来の『建物の中で展示物を見る』という博物館のイメージから脱却し、市全域を博物館と捉え、あらゆる所で文化財に触れ、それらを通じて地域の文化を学ぶことのできる仕組み」などとしている。
 笹本委員長は「自分の足下を見て、地域を考え、未来を考えるための博物館、基本計画にしてほしい。子どもたちが新しい文化をつくる環境をつくって」と話した。
 同委員会は学識経験者や学校教育関係者、各種団体代表、高校生などで組織し、昨年10月から視察や検討を重ねてきた。

 

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