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【金子監督にインタビュー】「須坂は大切な地、大切な人たち」~きょうまで「アルビノの木」衣装&美術展(2019.01.12)

 須坂市内で4年前にロケを行った金子雅和監督(40、東京都)の制作映画「アルビノの木」が1月5日にDVD、ブルーレイとして発売されたことを記念して、きょう12日まで蔵のまち観光交流センターで「映画アルビノの木 衣装&美術展」が開かれ、ヒロイン役の東加奈子さんやベテラン猟師役の長谷川初範さんが須坂ロケで着用した衣装や鹿の角、木の器などを展示している。

 本紙では、会場を訪れた金子監督に映画のテーマや須坂の魅力などを聞いた。
   ◇  ◇
 ―この作品のストーリーは。
 「若い猟師ユクは害獣とされた白シカ駆除に取りかかりますが、白シカは現地の人々にとって山の神様と信じられてきました。ユクは重病の母親の治療費のため大金の報酬を得るべく獣を探し駆除に成功します。映画ではユクの葛藤を通して得たもの、失ったものなどを描いています」
 ―一番訴えたかったことは。
 「他者を想うことの大切さです。他者の存在、考えを認めて尊重する中に平和があると思います。人間だけではなく動物、植物との共存も大事です。合理主義、利己主義は最後には行き詰まります。そこを皆さんと共に考えたいと思いました」
 ―ヨーロッパなど9カ国の映画祭で最優秀賞を含む19賞を受賞、評価の理由について。
 「映画では白シカ信仰の村人たち、そして生活のために駆除する青年が登場します。古い考えと合理的な考えがぶつかります。映画ではどちらが正しいとは断定しません。ヨーロッパではカトリック信仰と近年科学の進歩などに伴う合理主義の狭間で、人々は葛藤しています。そこにヨーロッパの人たちは共感していただいたのと、須坂など日本独自の自然の美しさ、東洋的な神秘性が評価につながったのだと思います」
 ―須坂の魅力について。
 「須坂は美しい山に囲まれ、一歩踏み入れると自然の神秘や荘厳さを感じます。映画全体の6割は須坂で撮影しました。蔵の町並みも個性的ですね。でも何より、須坂の人たちの温かさです。今回の企画展も地元の有志の方々が提案し、準備していただきました。ロケ撮影から4年経ちますが、ずっと気にかけていただいており、その義理堅さと心優しさに感動しています。私にとって大切な地であり大切な人たちです」

 

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