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1868(明治元)年、戊辰戦争で会津藩の白虎隊が城下の飯盛山で自刃する。白虎隊とは官軍に対抗した会津藩がもつ、16歳から17歳までの少年で編成されていた軍。白虎隊の二番士中隊員が、城下の町に火の手が上がったのを、落城して城から火が出たものと勘違いし、16人の隊員全員が自刀し果ててしまう。
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【高山村】リンゴの可能性を模索~シードル試験醸造などで(2019.03.16)

 高山村が特産のリンゴの潜在力や、今後の活用の可能性を模索している。

 本年度は業者に委託して、リンゴの果汁を発酵させた酒「シードル」を試験醸造したほか、2回のセミナーも開催。村産業振興課では「シードルがジュースやジャム以外の加工品の選択肢になれば」としている。
 試験醸造には▽秋映▽シナノスイート▽シナノゴールド▽アルプス乙女▽ふじ―の5品種(各30kgほど)を使用。村産リンゴの特徴などを確かめるため、村内久保にあるワイナリー(ワイン醸造所)「マザーバインズ長野醸造所」に委託し、品種別に20リットルほどずつ醸造した。
 セミナーは2月27日と3月8日、村公民館で開き、農業関係者ら延べ130人が参加。味わいや醸造方法などシードルの概略を学んだり、国内外の製品や試験醸造品をテイスティングした。
 講師を務めたマザーバインズ長野醸造所醸造責任者の石塚創(そう)さんは「シードルは酸味、甘味、苦味、風味のバランスが重要」と説明。世界では、さまざまな品種をブレンドした製品が多いとし「多様化する食事シーンとどうやって調和していくか」などと指摘した。
 8日のセミナーでは、参加者が試験醸造品や村内のワイナリーなどが販売している製品を試飲。味や香りなどの違いを比べながら、好みや感想を言い合ったりした。
 試験醸造用に原料を提供した山﨑良彦さん(宮関)は「加工に回ってしまうリンゴは結構多い。シードルがリンゴ産地を維持し、少しでも右肩上がりになるような選択肢の一つになれば」と期待。
 ワイナリーを構えてシードル醸造にも力を入れている長谷光浩さん(荒井原)は「高山村のリンゴは抜群においしい。その良さを(シードルに)表現していくのが課題。生食のリンゴに恥じないようにやっていきたい」と話していた。
 村産業振興課は「すぐに商品化ということではなく、まずは研究をしていきたい」。村内にシードルを醸造できる人材や環境が整っていることは「村の強み」と強調し、村の農業を支えるリンゴの魅力を違った形で引き出すための可能性を探っていく考えだ。
 国の地方創生推進交付金事業。内容は未定だが、来年度も継続して事業に取り組む予定という。

 

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