同町の浸水被害の状況や復旧活動の様子を写真で紹介。台風当日の町の動きや千曲川の水位などを時系列で載せた。
月1回発行の通常の町報おぶせと同じA4判の大きさ。全6ページ。
掲載された市村良三町長の報告によると、10月12~13日の台風19号により千曲川が氾濫し、大島、飯田、山王島の一部住宅や倉庫、吉島地区の店舗などに浸水被害が発生。被害は床上浸水36棟、床下浸水24棟、倉庫など58棟の計118棟に及んだ。河川敷や吉島地区の畑は約130haが水没し、農作物や農業機械に大きな被害があった。
桃源荘と飯田公会堂での避難所生活を余儀なくされた12家族、41人は全員の仮住まいが決まり、引っ越しも完了した。
畑地はまだ千曲川に入れないため、対策が取れていない状況。道路や畑、果樹の手入れなどするべきことがたくさんある。11月23日に河川敷や吉島地区で畑の清掃を行う。
新幹線や高速道路、スマートインターなどの破損、故障の影響で町への来訪者が減少する中、間接的な商業被害も大きくなっている、などと災害から20日がたった状況を説明している。
災害ボランティアは延べ644人。11月上旬時点の災害支援ふるさと納税は720万円、義援金は330万円。
災害支援ふるさと納税を通じて全国から届いた応援メッセージも掲載している。応援メッセージの一部は次の通り。
「困った時に優しくしていただいた人たちのいる小布施町を忘れたことはありません。一日も早く日常生活を取り戻せますように」
「私は小布施町出身です。今は結婚で小布施を離れてしまいましたが、この度の被災を大変悲しく思います。小布施橋下の桜並木やハイウェイオアシスが大好きな風景なので、その復興に使っていただきたいです」
「宮城県女川町の者です。東日本大震災の際に小布施の皆さまにご支援いただいたこと今でも感謝しております。一日も早い復旧をお祈りいたします」