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蔵の町並みキャンパス成果発表~中心市街地の再生や外国人との共生など(2020.02.15)

 大学生らが須坂市をフィールドに研究や授業を行い、地域活性化などにつなげる「蔵の町並みキャンパス」の本年度の成果発表会が8日、市中央公民館であった。

 県内外5校の学生たちが、中心市街地の再生や文化の視点で考えたまちづくり、外国人との共生などについて提案。約160人が参加した。
 信州大工学部建築学科は、中心市街地の街区や民家などの再生について研究した。食堂やマルシェ、児童図書館、駄菓子屋、体験型観光施設などによる街区を提案した学生は、住民、子ども、観光客の視点で「五感を刺激させる魅力を、民家と民家の隙間にちりばめることで須坂の道を一つにつなぐことを目指した」と説明。
 観光客のにぎわいを創出するための工夫として「路地を増やし、石畳にすることで道に変化を持たせて、中に入ってみたくなるようにした」と話した。
 河東線記念公園のベンチなどをデザインした学生は、「人がたまれる場所」づくりをコンセプトにした。格子をイメージしたベンチは二つに分割したり、段違いにして使える。収納されている棒に布をかけると、ついたてのようにもなり、さまざまな用途があるアイデアを詰め込んだ。
 清泉女学院大の3人は、クラシック美術館、ふれあい館まゆぐら、笠鉾会館、旧小田切家住宅、旧越家住宅を訪問。蔵の町づくりは、観光向けと市民(暮らし)向けの「双方からアプローチができる」と主張した。
 体験型の観光施設をつなぐ観光向けツアーと、小中学生に地域文化に興味を持ってもらう市民向けツアーを提案。学生の学びの場なども含め「(蔵の町には)多くの活用方法がある」と話した。
 信州大教育学部の学生は、外国人の居住実態と住環境整備の在り方を研究。統計調査と、外国人就業者などへのインタビュー調査の結果を踏まえ、地域の人々と外国人が住みやすい多文化共生について提言した。
 若い世代の外国人が増加傾向にある実態や、対人関係の充実が必要とする課題などを示し、「(外国人の)旅行者にも居住者にも愛されるために必要なことは、若い世代の外国人に対する工夫や(災害やイベント情報などの)情報の共有ルートの確立、交流の場の機会」と述べた。
 取材に、旧越家住宅を対象にした民家の再生で、集合住宅とブルワリー(ビール醸造・販売所)を融合させた建築をデザインした信州大工学部建築学科3年の伊藤雄大さん(21)は、「須坂には観光地化するための素材的なポテンシャルがある」と話していた。
 蔵の町並みキャンパス事業は1996年から、市や大学などの教育機関、市内企業、団体などでつくる推進協議会が実施。本年度は7校が参加した。

 

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