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【須坂商工会議所】難局打開へ、共に知恵と団結を~新型コロナ対策で市に経営支援を要望(2020.03.14)

 須坂商工会議所(神林章会頭)の役員らは6日、新型コロナウイルス(新型肺炎)の感染拡大に伴い地域経済が深刻な影響を受けているとして、須坂市の三木正夫市長に経営支援を訴える要望書を提出した。

 神林会頭は「須坂市には厳しい現実を深く認識していただき、最大限の支援策をお願いしたい。官民一体で本気になって知恵を出し合い、難局に取り組んでいくことが大切」と訴えた。
 要望書では「感染の広がりは須坂市の経済を急激に悪化させている。感染防止のためのイベントの中止や自粛、学校の臨時休校などにより、事態は一層悪化、市内の商工業者は悲鳴を上げている」と現状を説明した。
 要望の中身は「影響を受けている商工業者は多業種にわたり、二次的三次的に影響が拡大している。そうした多くの事業者が幅広く利用できる支援策をお願いしたい。さらに新型肺炎の終息が予想できない状況であり、安定した経営が営めるまで長期的かつ適時適切な支援を継続してほしい」とした。
 神林会頭は「多くの宴会や宿泊などがキャンセルとなり、その影響は多業種に及んでいる。このままだと廃業に追い込まれる事業所が出ることも懸念される。また、峰の原高原も観光客が激減して憂慮している。三木市長にこの厳しい現状を知っていただき、具体的で有効な支援をお願いしたい」と訴えた。
 三木市長は「地域経済の深刻な状況は認識しているつもりだ。皆さんの切実な思いを改めて重く受け止め、できる限りの支援をしたい」と応じ、具体策として「金融機関と相談して無利子無担保や返済猶予など、困っている方に寄り添った融資制度を早急に検討、実施したい」と答えた。
 神林会頭は「早急に多くの方が簡略に利用できるように配慮してほしい。その一方で現状は借りても返済は大変、設備投資が難しい事業所も多い。融資の支援だけでは立ち行かない。痛みを分かち合い、助け合う態勢を築くことが大切だ」。
 同会議所役員は「行政は何でも中止ではなく、延期あるいは規模縮小を検討し、民間にも呼び掛けてほしい。それにより事業所にチャンスが残り、希望が持てる」と要望。
 三木市長は「中止ありきでなく、地域が元気になる方向を検討したい。臥竜公園のさくらまつりは中止になったが、名称を変えて実施する方向も検討したい。池開きは予定通り行い、ボートを用意、駐車場整理も市が責任を持つ」とした。
 同会議所役員が「須坂の物産を贈答品として販売し地元が潤う仕組みも考えてほしい。市内では感染ゼロに抑えてほしい」と要望、三木市長は「全力を尽くす」と応じた。
 最後に、神林会頭は「三木市長と腹を割って話し合うことができ、私たちの思いを深く受け止めていただいた。意見交換する中でさまざまな知恵が出て希望も少し見えてきた。今のままだと地域自体が崩れてしまう。行政も民間も枠を超えて一致協力して難局を打開していくことが必要だ」と話していた。
 なお、須坂商工会議所には面談や電話による相談が多く寄せられている。飲食業者からは「送別会など多くの予約がキャンセルとなり、資金繰りが厳しい」、製造業者からは「受注が延期となり、資金繰りが厳しい」、サービス業者からは「仕事減少に伴う従業員手当に困っている」などの相談があったという。
   ◇  ◇
 峰の原高原観光協会の古川茂紀会長は9日の取材に、「(各ペンションで宿泊の)キャンセルが多く出ている」と説明。春以降の宿泊受け入れについては、「ゴールデンウイークの合宿がなくなる可能性は高い」と覚悟し、「先が読めない状況。(高校生を中心に)夏合宿への影響が心配だ」と語った。
 峰の原高原の観光は今冬、スキー場の営業休止が影響し、「その時点で落ち込んだ」と古川会長。さらに新型コロナによる打撃も避けられず、「本当に厳しい年度になりそう」と苦悩をにじませた。

 

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