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独自の感性で大作に挑む~隈部修一さん(須坂市望岳台)北斎好きで移住(2020.06.27)

 畳の部屋に広がる制作途中の日本画(横約7m、縦2.7m)は、生命力あふれる2匹の竜と月、太陽、水、雲がひしめき合う。

 須坂市望岳台の隈部修一さん(77、雅号は画何=がか=)が構想に2年以上、描き始めて4年になる作品だ。「構図のイメージが変わって手直しすることも多い。あと5、6年はかかるかな」。あえて挑戦する大作に妥協しない。
 熊本県出身。23歳で絵を描くのをやめ、映像の世界へ。千葉県に映像制作会社を立ち上げ、一流企業や大学などの主要ビデオを手掛けた。経営を息子に渡してから再び絵の道へ。ゆっくり描いて暮らすには、文化が根付いているところがいい―と、好きな北斎と縁が深い小布施町へ足を向けた。途中で立ち寄った現在の家が気に入り購入。4年ほど前に移り住んだ。
 「ここまでの人生、すべてが不思議な縁でつながる。仕事への気負いがなくなった今こそ、納得いくまで描く。映像でいったら落とし所。絵で着地したい」。天性の感覚とこれまでの経験、独学を重ね、奥深い日本画を追求する。信頼する知人の「大きいことをやらなきゃ、何もしないのと同じ」という言葉が頭の片隅にある。
 その大作のテーマは『風伯雨師(ふうはくうし)』。陰影と生命の原点、エネルギーを表現する究極の題材だ。「気分転換に小さな絵を描いたりもしている。大阪万博(2025年)までには仕上げて、海外に発信したい」。静けさの中で黙々と彩色し、さらに完成度を高めていく。

 

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