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知事表彰に金井さん、田中さん~前市観光協会長と前市消防団長(2020.10.17)

 令和2年度の知事表彰が13日、長野市で開かれ、県内の59個人と6団体が受賞した。

 須高地区では産業功労で須坂市観光協会相談役の金井辰巳さん(68、仙仁温泉岩の湯社長)、消防功労で須坂市前消防団団長の田中敏勝さん(56、上八町)が受賞した。
 金井さんは2014年から2期4年、須坂市観光協会会長を務め、18年から相談役として地域観光の活性化に尽力している。
 会長時代には、市内の商店会などと共同で、中心市街地活性化を目的に銀座通り、駅前通りなどで「緑の一鉢運動」を始めた。趣旨に賛同する商店や事業所、公共施設などが鉢植えのイロハモミジ約60鉢をそれぞれの軒先などに置いた。
 「生活空間・道を魅力的にすることで、地元の人が集まり観光客が足を運ぶと考えた。皆さんは補助金に頼らず自前で参加した」
 少子高齢化に加え、コロナ禍の影響でマーケットの縮小が予想される。金井さんは「その中、地域観光の活性化の鍵は▽リピーターを増やす▽滞在時間を増やす―の2つ。その第一歩が『緑の一鉢運動』だった。須坂には魅力的な点はあるが線が弱い。歩いて楽しい道作りこそが線となり、面につながる。ベンチ、トイレ、並木の整備も大切。その運動を皆さんと共に続け、発展させていきたい」
 「皆さんのご協力のおかげで、多少なりとも地域のお役に立ててうれしい。コロナ禍において会社経営もまちづくりも従来型の発想だけでは成り立ちにくい。身近なところで小さなことを、手づくりで、そうした魅力づくりが改めて大切だと思う。今後も地域経済のために頑張りたい」と話している。
 現在、県中小企業家同友会代表顧問などを務めている。
    ◇
 田中さんは1990年に須坂市消防団員を拝命以来、約28年間職務に精励してきた。この間第8分団長、分団長会長など歴任。2010年~18年に副団長、18年~20年3月に団長として消防団の統括、組織の活性化、災害防除・救助などにリーダーシップを発揮してきた。
 最も記憶に残るのは昨年10月12日、台風19号がもたらした豪雨災害。市消防団では北相之島団地の住民84人をゴムボート3艘で救助したほか、河川などでの警戒巡視、排水活動、水門操作などを実施。10月12日から27日にかけて、延べ952人が土のう積みなど水防活動に尽力した。
 田中さんは「13日深夜3時頃、市消防署から人命救助の依頼を受けた。団員たちは胸元まで水に漬かりながらボートを押して全員を救助。まさに命がけの活動、全団員が無事故で本当に良かった。団長としての決断、責任の重さを痛感した」。
 ほかに水防活動で2004年と06年に発生した千曲川水害での土のう積みを挙げ、「団員総出で昼夜ぶっ通しで積んだ。とにかく必死だった。その活動ぶりを見て、国による護岸工事が決まった」と振り返った。
 消火活動の功績として、2003年8月の野辺町の火災では住宅が軒を連ね、道路が狭い中で延焼防止に努め、15年5月の仁礼町での林野火災でも的確な判断により被害を最小限に食い止めた。
 予防消防では13年2月17日~3月16日の1カ月間に7人の死傷者を伴う住宅火災が5件連続発生した際に緊急事態として広報とパトロールの強化を図り、住民の意識を高めた。
 消防団の活性化では分団所属の女性団員の登用を進言。13年から分団所属女性団員が実現し、カラーガード隊も結成されるなど団の充実強化に尽力した。
 田中さんは「これまで団員の皆さんに助けていただき感謝。苦楽を共にする中で互いの絆、団結が深まった。皆さんはコロナ禍の中大変だが、訓練を重ねて地域に貢献してほしい。私も共に活動してきた誇りを忘れず、できる範囲で地域のために働きたい」と話す。

 

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