受賞者は須坂警察署を訪れ、宮下裕一郎署長らに報告した。
功労個人は元須高交通安全協会副女性部長の吉田眞喜子さん=小布施町中子塚、元須高交通安全協会副女性部長の臼田純子さん=高山村三郷、小布施町社会福祉協議会事務局長の川上貴浩さん=小布施町六川。
吉田さんと臼田さんは共に地区安協で副会長や女性部長などを歴任したほか、県公安委員会委嘱の地域交通安全活動推進委員なども務め、長年にわたって地域の交通安全に貢献してきた。
川上さんは小布施町社協(職員75人、社用車25台)の安全運転管理者を15年以上務め、毎日60人以上送迎する運転業務の統括として事故防止に尽力。2018年度には自動車安全運転センター長野県事務所と県警本部による優秀安全運転事業所表彰で最高賞のプラチナ賞を受賞している。
功労団体は須坂市の春木町交通安全見守り隊。2007年から活動を始め、現在は有志6人(70代3人、80代3人)が登校日の毎朝と一部夕方、春木町交差点とその近くの交差点に立ち、登下校する小中学生に声を掛けながら、横断旗なども使って横断の安全を見守っている。
報告式では、宮下署長、須高交通安全協会の丸山俊春会長、県自家用自動車協会・県安全運転管理者協会須高支部の横山勝登支部長のねぎらいの言葉を受けて、功労個人の3人は「名誉ある賞をいただき、大変光栄。受賞は多くの方々の協力のたまものであり、個人ではなく、皆さんの代表としていただいたと思っている。これからも地域の交通安全のためにできる限り活動していきたい」などとあいさつした。
また、春木町交通安全見守り隊の隊長で、メンバー最年長の堀内信一さん(85)は「春木町交差点は幹線道路で通行量が多い上、スピードを出す車や信号無視の車もある。メンバー全員が高齢だが、今回の受賞を励みに、これからも体力の続く限り子どもたちの安全を見守っていきたい」とあいさつした。