
今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、最大の呼び物である火渡りの神事が中止となるなど規模を縮小した。初日の14日は好天にも恵まれ、神社境内はだるまを買い求める人たちでにぎわった。
中野市から訪れた藤沢由起夫さん(62)は「自宅用と会社用、子どもや知人用に6個買った。昨年は子ども2人が結婚して良かったが、コロナの影響で披露宴ができなかった。今年はコロナの終息を願う」と話していた。
栗ガ丘小5年の山本莉子さんは「親から大きいだるまを買うように言われた。今年は水泳でいい結果を出したい」、同級生の今井莉那さんは「家族みんなが健康な年になってほしい。自分はテニスを頑張りたい」と決意していた。
安市に合わせて、町商工会前で安市楽座を開催、干支札やピンバッジなどを販売した。
主催した町商工会は「コロナの影響でメーンの伝統行事が中止となり、飲食の販売もなくなり、露店数も半減した。例年より人出は少なかったが、多くの人に楽しんでいただいた。来年はコロナが終息して本来の安市にしたい」と話していた。