県卓球連盟の推薦や代表決定戦を制し、保科さんは3年連続、亀田君は2年ぶり2回目の県代表に選ばれた。
例年だと2月に行われる選手選考会を兼ねた県ホープス選抜卓球大会で学年ごとの県代表選手を決めるが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止になったため、本年度の大会の成績などを基に県連盟が選手を選考した。
県連盟の推薦で代表に選ばれた保科さんは「いつもは敵として戦っている人たちと一緒に団体が組めるので、1年で一番楽しみにしている大会。選ばれてうれしかったし、選ばれなかった人たちの分まで絶対に勝ちたい」と決意する。
一方、亀田君は県連盟が選考した同学年の岡谷市の選手と2月に行った代表決定戦にセットカウント3―2で勝利し、代表の座をつかんだ。最終セットは11―12と相手にゲームポイントを握られながらも3ポイントを連取し、「逆転で勝って、代表になれてうれしかった」と喜ぶ。
全国大会は例年、小学3~5年が各1人、6年2人の計5人で編成するチーム同士が学年ごとに5シングルス制で第1ステージ(予選リーグ)と第2ステージ(決勝トーナメント)を戦うが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小し、5年1人、6年2人の計3人が学年ごとに3シングルス制で対戦する。
昨年は新型コロナウイルスの影響で全国大会が中止になったことから、2人は「コロナの中で、大会を開催してくれるだけでもうれしい」と笑顔。
「下がらずに前で強気で攻めたい」と言う保科さんは「おととしはベスト16(予選リーグを突破し決勝トーナメント初戦で敗退)だったので、それ以上に行きたい。(前回は)6年生に引っ張ってもらったり応援してもらったので、今度はチームを盛り上げたい」。亀田君は「全勝を目指したい。全国大会でも(得意の)前陣で相手を下がらせて打ち込んだり、サーブからの3球目で勝負したい」と意気込んでいる。