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【エコパーク須坂】遮水シートの傷から漏水検知~一時埋め立て停止(2021.09.18)

 長野広域連合が今年2月から埋め立てを続ける一般廃棄物最終処分場「エコパーク須坂」(仁礼町)で去る6月28日、漏水検知システムが作動したことから搬入・埋め立て作業を即日停止したことが分かった。

 原因は遮水シート(二重の上層)に針穴程度の穴が開いたためと特定した。修繕工事をし、その後の経過観察、システム異常がないことを確認して7月12日に埋め立てを再開した。埋め立て物に触れた水の施設外流出はなかった模様だ。
 埋め立て地内の遮水工は、厚さ1.5mmの遮水シートが二重に敷かれ、埋め立て物に触れた雨水(浸出水)が埋め立て地外に漏れ出ることなく浸出水処理施設に送られる構造になっている。
 下から下部保護砂、下層保護マット、下層遮水シート、中層保護マット、電気的漏水検知システム(142個の測定電極)、上層遮水シート、上層保護マット、上部保護砂の順に層をなしている。
 検知システムより上層は511.5mm。下層は521.5mm。
 長野広域連合環境推進課は9月13日の取材に経過や対応を説明した。同連合によると、施設建設工事の際に上層遮水シートに傷が3カ所確認され、2カ所を直し、今原因となった1カ所の補修はできていなかった。このため小さな傷(小石のような硬いものによる)が堆積物の圧力や埋め立て作業の振動等を受けて貫通穴(針穴程度)となり、漏水検知システムが作動したものとの見方を説明した。
 広域連合は、地元仁礼町区に随時経過を報告。8月22日は須坂市も同席し、経過概要書や写真、事業者報告書を示して仁礼町区役員組幹事会に説明した。
 区は8月31日付で区民に「エコパーク須坂 埋め立て地内漏水検知の報告」文書を全戸配布した。「現在は搬入、埋め立てを再開しているが、市・広域連合に強く抗議した。全般にわたり今後の慎重な管理運営を申し入れた」と記した。
 同連合は取材に「施工事業者の調査と報告によると、建設工事の瑕疵(かし、通常の注意では発見できない欠陥)があった。事業者と損害について協議中で、広域連合の11月定例会に報告を含めて説明していく。監督責任がある長野広域連合にしっかり対応するようにとのご意見をいただいた。安全安心な施設が大前提。地元と情報共有をして信頼を得て運営したい」とした。
 広域連合は地下水等の測定結果をホームページで公表している。
 区役員らは月1回の監視活動や随時監視を続けている。
 駒津幸司区長は「区として施設外や地下水に影響が出ることが不安。モニタリング井戸等の水質検査を増やしてもらった。広域連合と連携を図っていきたい。協力もしたい」と13日の取材に答えた。

 

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