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高山産クラフトビール誕生(2022.08.05)

 高山村にクラフトビールの醸造場(ブルワリー)が誕生した。

村に移住して10年目になるワイン用ブドウ農家の田村進一さん(45、松南)が、自身の畑で取れた村内産の農作物を使ってクラフトビールを造っている。「高山だからこそ造れる唯一無二で新感覚なクラフトビールができた」と田村さん。ワイン用ブドウなどを使ったこだわりのビールで高山の魅力を村内外に発信していく。
 田村さんは宮城県出身で千葉県育ち。大学卒業後に都内の製薬会社勤務などを経て、2011年にニュージーランドでブドウ栽培やワイン醸造などを学んだ。13年に高山村へ移住し、「オリジナルのワイン造り」と「ワイナリー開業」を目指し、農業を始めた。
 「村での農作物作りに可能性を感じた」とウメやアンズなどワイン用ブドウ以外の農作物の栽培を始め、「かつてこの地域ではホップの栽培が盛んと聞いた」とホップ栽培にも挑戦した。
 好奇心と遊び心で農業の幅が広がり、「村内の農作物でいろいろなお酒を造りたい」と、いつしか目標も変わっていった。
 4年前に会社を立ち上げ、現在は黒部や二ツ石など約2.2haでワイン用ブドウを中心にさまざまな農作物を栽培。移住から10年が経ち、新たな挑戦として二ツ石にブルワリーを開設した。「ワインは年1回の仕込みになるが、ビールなら1年中仕込みができる。自由な発想で多くの醸造経験が積め、ワイン造りにも生きる」と自家栽培のホップやワイン用ブドウなどを使って、クラフトビール造りを始めた。
 「酸味がきいてフルーティーで飲みやすい、ビールとシャンパンの中間のようなイメージ」というスパークリングエールを中心に、ワイン造り目線のファーストラベル3種、クラフトビール造り目線のセカンドラベル3種の計6種が完成した。
 田村さんは「誕生日などのお祝い事に花を添えるようなスパークリングエール(高級発泡酒)という新しいカテゴリーとして定着させたい」と力を込める。今後も自家栽培のアンズやカシス、洋梨などを使った種類を販売していく予定だ。
 新たな挑戦をしつつも「まだまだやってみたいことがたくさんある」と夢は尽きない。この地域に骨を埋める覚悟で「農業や酒造のノウハウやシステムを構築して、次世代につないでいきたい」と青写真を描く。
 1本330ml。アルコール度数は商品によって異なる(5%前後)。価格は税込みで550円~1,540円。村内外の一部酒販店などで限定販売されている。問い合わせや注文はTAMTAMブリューイング(info@tam-brew.com)まで。

 

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