
既に一部の後援会幹部らには伝えている。「後援会の方々に相談し、早めに最終的には前向きな判断をしたい」と述べた。市議会12月定例会初日の21日に正式表明する見通し。
三木市長は「(来年度は)市制施行70周年であり、多くの課題もおおむねめどが立ったので今期限りでの引退を考えていた。ただ、どなたからも立候補表明がなく、つい2日ほど前まで懸念を感じ悩んでいた」と説明。
出馬を決意した理由については、周囲から続投を望む声があったとした。インター周辺開発や温泉施設、高校再編などの課題に取り組む意欲を示した。
また「私が立候補しないという意向を踏まえ、今後を心配して活動をされた市民の方々には感謝している」とも語った。
三木市長は相之島町出身。長野高、中央大法学部卒業後、県庁に就職。行政改革推進室長、下伊那地方事務所長を経て2004年の市長選に立候補し初当選した。現在5期目。
市長選を巡ってはこれまで、市議会内の一部で候補擁立を模索する動きがあったが、市議の一人は取材に「市長が引退するということだったので、市長選に誰も立つ人がいなければ議会にも責任があると考えていた。対立候補を出そうとしていたわけではない」と話している。