
贈呈式には環境委員会の依田あお委員長(6年生)ら13人(4年生以上)が出席。午後のお茶の時間を過ごす利用者が見守る中で委員長が代表者に手渡した。
環境委員会の春原澄音(すのはらとおん)副委員長(6年生)は「仁礼小のみんなで協力して集めたアルミ缶で歩行器をプレゼントしたい。少しでも皆さんの力になれればうれしい。ぜひ皆さんで使ってください」と気持ちを添えた。
利用者の男性は「われわれにとって歩行器はなくてはならないものだ。贈呈を受けて私たちの顔色もよくなった。本当にありがたい。遠慮なく使わせていただく。児童の皆さんは勉強しながら大いに頑張って」。
同じく女性は「年を重ねると足が先に弱くなる。頂いて心からうれしい。大切に皆さんで使わせていただく。児童の皆さんも風邪をひかないで元気に活躍を」と御礼を述べた。
歩行器は歩行の不自由な人がつかまりながら移動するための自助具。高さが調節でき、両手をついたり、寄りかかったりして歩くことができる。従来器に比べコンパクトで折り畳みができる。軽く、四つのタイヤが大きく安定している。
町田貴志副理事長は「児童の皆さんの日ごろの行いや積み重ねが形になって、私たちは大変ありがたく思っている。これからも友達や先生などを思いやる優しい心を持ち続けて」と謝意を表し、同校に感謝状を贈った。
環境委員会は、ロッカーの点検や花壇の水やり、昇降口の清掃を分担している。今年は資源回収の活動日とは別に単独で9月中旬の1週間に毎日、昇降口で学年別に集めたという。「手書きのチラシを作って児童に配り、回収日には毎朝、委員がよく集めていた」と委員会担当の山際美保教諭は振り返った。
アルミ缶約7,000本を回収。1万円相当の歩行器を購入した。