
今月中旬から下旬にかけて最盛期を迎え、12月上旬まで出荷が続く。果樹王国須高の農家では秋の味覚を全国に届けるため収穫作業に追われていた。
リンゴ生産を始めて3年目の持田幸子さん(44、須坂市旭ケ丘町)の畑でもサンふじがたわわに実った。県やJAの技術員、地域の生産者に教わりながら技術を習得してきた。持田さんは「今年は夏から秋にかけての高温などの影響で色づきがまだらで困惑している。ここに来て冷え込み色も乗ってきた。皆さんにおいしいリンゴを食べてほしい」と呼び掛けている。
JAながの須高営農センターでは「今年は春先の凍霜害、夏の高温障害、日焼けなど生産者にとって苦労が大きかったと思う。出荷量は例年より減少傾向だが、味は良く仕上がっている。11月に入って気温が下がったことで色付きも期待される。価格も安定しており、農家の方の所得向上を願っている」と話している。