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須高の魅力を空港や機内で(2024.02.10)

 日本の空の玄関口や旅客機内で、須高地区の観光名所や伝統文化が魅力発信に一役買っている。

 葛飾北斎が描いた天井絵をデジタル化した複製画や、桜と獅子舞が共演する映像だ。
 成田空港(千葉県成田市)第2ターミナルサテライト3階の巨大空間に、日本を代表する浮世絵師・葛飾北斎の代表作・岩松院(小布施町雁田)本堂天井絵「鳳凰図」の縮小版複製画が展示されている。高精細デジタル複製画などを展示する「デジタル×北斎」の一こま。出国手続きを終えた外国人観光客らが、北斎の作品を通して日本の魅力を体感できる最後の空間だ。展示は13日まで。
 北斎の世界に触れ、「また日本を訪れたい」と思ってもらえることを願って、成田空港が主催する。企画はNTT東日本千葉事業部とグリーンポートエナジー。複製画はNTTアートテクノロジーが制作した。協力は岩松院など。
 岩松院本堂の天井絵「鳳凰図」(通称・八方睨み鳳凰図)の実物は、間口6.3m、奥行き5.5m。21畳分の大きさで、北斎最大の肉筆画と言われる。展示している複製画は縦4m、横4.8m。
 この他の展示は、冨嶽三十六景の拡大版複製画10図、拡大版静止画投影全47図(原画・いずれも山梨県立博物館所蔵)など。
 全日本空輸(ANA)の機内で2月1日から、高山村のしだれ桜や伝統文化などを紹介する映像上映が始まった。国内外の多くの人が利用する旅客機で村内の魅力が発信されている。
 NHKグローバルメディアサービスが企画。「日本各地の美しい映像や伝統文化の映像などの上映で地域の活性化につなげたい」と、過去にNHKで放送した映像などを機内上映用に再編集した。高山村を含む全国6地域の映像を「Japan Seasonal Journey 日本の春を探す旅」として上映している。
 高山村のパートでは、村内各地に咲く樹齢100年を超えるしだれ桜を紹介。赤和観音のしだれ桜の前で地域の人が獅子舞を披露する場面もあり、村の魅力や文化を丁寧に表現している。
 NHKグローバルメディアサービスは「映像で旅行客らに日本各地の魅力を知ってもらい、実際に足を運ぶきっかけにしてほしい」と期待する。2021年に取材、撮影の協力をした信州高山・赤和伎楽会は「多くの人に高山村の文化や魅力を見てもらい、次世代に継承していきたい。獅子舞が地域の人たちの寄る辺になるとうれしい」としている。
 機内上映は国際線が3月31日まで、国内線が3月1日~4月30日まで予定している。

 

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