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長電沿線活性化協がサイクルトレイン本格運用を計画(2024.04.27)

 長野電鉄長野線の沿線市町村や住民などでつくる「地域連携長野電鉄長野線沿線活性化協議会」は23日、須坂駅前の市シルキーホールで総会を開き、本年度事業計画や予算などを承認した。

 本年度事業では、鉄道の利用促進と地域活性化を図るため、自転車をそのまま車内に持ち込めるサービス「サイクルトレイン」などに取り組むことを決めた。
 長野電鉄は昨年度、沿線でのサイクルツーリズムの推進や新たな観光需要の創出、環境に優しいモビリティーとの連携を目的にサイクルトレインを実証運行(2回)した。同社は事業計画の説明で「本格運用にもっていきたい」とした。
 このほか、地域連携ICカード導入の研究や駅施設のバリアフリー化・省電力車両への更新に向けた取り組み、踏切の安全対策と統廃合の推進、長野線の再構築や収入面での連携などの事業を盛り込んだ。
 同社はインバウンド(訪日外国人客)対応の質問に対し、自動券売機や発車標、案内放送など「順次多言語化を進めている」と説明。「本年度は長野駅に時刻表と路線図をデジタルサイネージ(電子看板)にして、いろいろな観光情報を入れ込もうと考えている。これも多言語化していきたい」とした。
 総会では同社が国、県、沿線自治体の補助を受けて行う事業計画も承認した。安全輸送のための施設・設備の更新や利用しやすい環境整備などの事業に取り組む。須高関係では小布施駅のホームをかさ上げして車両とホームの段差を縮めたり、階段手すりなどのバリアフリー関連設備を整備したりする。
 協議会は、地域の移動手段となっている長野線の永続的な運行に関する協議と連絡調整を行い、鉄道の利用促進と地域活性化を図ることが狙い。
 会長の中澤正直・須坂市副市長は「沿線自治体としても長野線のさらなる利用促進が図れるように取り組んでいきたい」と述べた。

 

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