
委員からは、市の責任を問う指摘があり、再発防止対策の徹底を求める声が上がった。
市はこれまでに、市産以外のシャインマスカットを返礼品として発送していた事業者の行為を「故意の産地偽装」と判断。一方で、市は少なくとも昨年12月までに問題を把握しながら、農林水産省が調査中だったことなどを理由に寄付募集を続けていた。
委員の一人は「危機管理が全くなかったことが問題。ブランドを管理するために品質の基準や検査も必要だ」と発言。三木正夫市長は「今後は立ち入り検査などを行っていく。品質にもばらつきが出ないよう対応していきたい」と答えた。
他にも「市の初動対応は失敗だ」「今後具体的に市産シャインマスカットをどうアピールしていくのか」「販路のバックアップを考えてほしい」といった意見があった。
神林利彦会長は「風評被害を心配している」とし、今後の対応策を求めた。