須坂新聞WEBサイト 【須坂市ふるさと納税返礼品産地偽装問題】ブドウ、モモ、ナシ、リンゴ 新たに50トン、混在総量100トンに
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【須坂市ふるさと納税返礼品産地偽装問題】ブドウ、モモ、ナシ、リンゴ 新たに50トン、混在総量100トンに(2025.05.17)

 須坂市のふるさと納税返礼品に産地偽装があった問題で、市はこのほど、新たにシャインマスカットのほか、それ以外のブドウ(ピオーネ、ナガノパープル、巨峰など)やモモ、ナシ、リンゴでも、須高地区以外の県内他自治体産や県外産が含まれていたと公表した。

 2019年6月以降、新たに判明した量は計約50トンで、これまでの判明分を合わせると約100トンに上る。13日付で総務省に追加報告した。
 地元産以外のシャインマスカットを返礼品として発送していた日本グルメ市場(和歌山県有田市)に対し、市が独自で調査した。
 市は同社による産地が混在した果物の総量について「今後増えることはない」とし、同社が市のふるさと納税事業に参入した19年以降の実態が明らかになった。
 これまでに山形県産や近隣の長野市、中野市産などのシャインマスカット計約50トンの使用が発覚していた西日本出荷センター(和歌山県)だけでなく、新たに長野営業所(須坂市小島町)を置く東日本出荷センターでも地元産以外の果物の使用が確認された。
 新たに判明したのは、東日本出荷センターでシャインマスカット約22.4トンのほか、両出荷センターを合わせて、その他のブドウ約15.7トン、ナシ約6.4トン、リンゴ約3.4トン、モモ約2.1トンだった。
 ほとんどが県内他自治体産だったが、県外では福島、石川、鳥取県産のナシなども含まれていた。東日本出荷センターから出荷されたシャインマスカットについては、19~22年にかけて県内他自治体産が混在していた。
 三木正夫市長は12日の定例記者会見で、新たな混在が判明したことを踏まえ改めて陳謝し、「全国の産地偽装から学ぼうという意識が全くなかった。私の最大のミスだと思っている」と述べた。
 市によると、産地が混在した返礼品を受け取った可能性がある寄付件数は204,369件。市は12日から、先行予約分の112,261件を含む計316,630件の寄付者を対象に、おわび文の送付を始めた。順次メールなどで送る。
 既に返礼品を受け取った寄付者に対しては、返金や返礼品の再送はしない。24年10月~25年3月に受け付けた先行予約分は、返礼品取扱事業者に登録している生産者を中心に振り分ける予定だ。5月中に通知し、希望を調査するという。

 

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