
旭ケ丘地域づくり推進プロジェクトは平成21(2009)年、当時の区長が中心となって発足。緑化活動は24年から「人の和と地域交流でつなぐ花とまちづくり」を目指して始めた。現在会員は約60人。主に県道相之島高山線の道路沿いの樹木の手入れ、清掃、植樹升の整備などを行っている。
また、近年は旭ケ丘小児童と共にプランターの花苗植栽や県道の植樹升への松葉菊の植栽などにも取り組み、花のまちづくり、地域のコミュニティーづくり、世代を超えた交流に大きな成果を上げている。
一方、野辺町長寿会は平成26(2014)年から花壇の整備を始めた。現在会員は約80人。同町の玄関口であるラウンドアバウト中央島の花壇(約150平方メートル)をはじめ、周辺の清掃活動などにも積極的に取り組み、道路を利用する人たちに潤いと安らぎを与えると共に、地域住民の美化意識の高揚に大きな成果を上げている。
市役所で行われた受賞報告会には、旭ケ丘地域づくり推進プロジェクトから代表の冨田民雄さんと道路活用チーム委員長の冨永正文さん、野辺町長寿会から会長の松澤善一さんと副会長の冨澤悟さんが出席。
三木正夫市長、中澤正直副市長(市花と緑のまちづくり推進委員会委員長)が「12年連続して通算25団体が大臣表彰を受けたことは須坂市にとって大変ありがたく、市民の皆さんが熱心に活動していだいていることに感謝申し上げます。皆さんのご労苦に敬意を表しますと共に、これからも花と緑の地域づくりを支援していきたい」と祝福と激励の言葉を贈った。
これに対して、4人は皇族や大臣も出席したつどいの様子を報告すると共に、「このような栄えある大臣表彰をいただき、本当にありがとうございます。表彰式に出席して、全国で花と緑の活動に頑張っている人たちがいることを実感し、私たちも元気をもらいました。これからも励んでいきたい」などと話した。両団体は記念植樹の代表にも選ばれ、皇族や大臣らと共に桜を植樹したという。
なお、今回は全国で94団体、県内では両団体のみが受賞した。