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【伝統野菜を守り育てる】栗ガ丘小4年(2025.07.12)

 地域に伝わる県認定の「信州の伝統野菜」を学んで栽培する活動が、高甫小学校と栗ガ丘小学校で受け継がれている。

 「八町きゅうり」は収穫期を迎え、「小布施丸なす」は7日に苗を定植。猛暑にも負けず、両校の児童たちは作業に精を出す。生まれ育つ地域に誇りを持てる郷土学習になっている。

 栗ガ丘小4年生(3クラス、103人)は7日、県の信州の伝統野菜・文化庁の100年フードに認定される「小布施丸なす」の苗を定植した。総合的な学習の時間で、食育や環境などを学ぶ狙い。まちづくり委員会の環境を考える部会(栗原宏幸部会長、六川)が活動を支援する。お盆明けごろから本格的に収穫し、おやきを作ったり、学校給食の食材に提供したりする予定。
 事前に、同部会員で小布施丸なす保存会会長の工藤陽輔さん(北岡)から、“菌ちゃん”(微生物)を活用し、野菜残渣(ざんさ)などをリサイクルする土作りを学んだ。実践して、この日の定植に備えた。
 苗は、丸なす保存会会員でもある栗原部会長が1クラスに10本ずつ、計30本を用意。栗原さん、工藤さんから作業手順を聞きながら、深く掘った穴に苗を植えた。わらやむしった草で根本を覆った。水やりについて「葉の部分に水が当たると焼けてしまうので、茎にたっぷりあげて」とアドバイスを受け、じょうろでやさしく与えた。
 2組の白石ゆき菜さんは「すごく暑いけど、楽しい」、西澤篤人さんは「小布施丸なすを学んで初めて知ることが多かった」と話し、共に「おいしくて大きなナスに育ってほしい」と願っていた。

 

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