
兄の体制さん(27)と弟の紅葉さん(25)による実の兄弟コンビ。漫才コンクール「M―1グランプリ」優勝を目標に掲げ、さらなる飛躍を期す。
今回出場した大会は2022年から始まり3回目。5年目のラストイヤーで臨んだ兄弟は、2,420組中ファイナリスト9組に選ばれた。決勝は3ブロックに分かれ、各ブロック1組が最終ラウンドへ。兄弟は唯一漫才で最終ラウンドに進み、3位となった。
12日、須坂駅前の「bota(ぼーた)」で開いた凱旋(がいせん)ライブ後の取材に2人は「ファイナリストになれて肩書きができ、より皆さんに覚えてもらいやすくなった。『須坂出身の兄弟だ』とお茶の間で応援してもらえる存在になれたら」と話した。
劇場のほか、半年に1回の単独ライブなどでネタを磨いている。「M―1にあと10回出場できる。まずは決勝進出。そして優勝」と意気込んでいる。
凱旋ライブは、ぼーたオープン3周年感謝祭のメインイベント。約100人が来場した。ぼーたでのライブは5回目。漫才4本を披露したほか、地元トークで観客を沸かせた。決勝で戦った漫才2本も披露し、息の合った掛け合いで会場を魅了した。