
高山村での名人戦は初めて。一力名人は昨年の本因坊戦以来3度目、芝野十段は初めての来訪。
3日朝、対局室には芝野十段、一力名人の順で入室。午前9時に立ち会い人の張栩(ちょう・う)九段が声掛け、黒番の芝野挑戦者の右上星の初手で対局が始まった。囲碁関係者や藤沢敏和村長が2人の初手を見届けた。
対局は一力名人が316手で白番1目半勝ちした。二転三転の大熱戦を制し、開幕2連勝の好発進を決めた。
対局中のおやつでは芝野十段が4日、栗の木テラス(小布施町中町)のモンブランを注文した。
第3局は11、12日、三重県鳥羽市「戸田家」で行われる。