
村選挙管理委員会が9日に開いた立候補届け出書類等の事前審査には10派が出席した。村選管によると、説明会後に2人が書類を持ち帰っている(11日現在)。このうち60代男性は11日の取材に、「検討したが、今回の出馬を見送る」と答えた。現状では残る1人が立候補しても11人で定数割れとなり、無投票の公算が大きい。 (9月13日付須坂新聞4面に立候補予定者の略歴・抱負)
立候補予定者の内訳は現職9人、新人1人。党派別では共産党2人のほかは無所属。女性は1人。年代別では40代と50代が1人ずつ、60代3人、70代5人。
子育て世代への支援や農業・観光振興などを政策に掲げ、村民に寄り添った村づくりを目指すとしている。
2021年の前回選は3人超過の15人が立候補し、12年ぶりの選挙戦となった。だが今回は、新人が1人にとどまる低調ぶり。村民からは「村政と住民の間の隔たりが広がってしまうのでは」、「村議選があることを知っている人が少ない。今後の村が不安」と嘆く声がある。「定数を考え直す必要がある」と話す村民もいる。
告示日の16日は午前8時半〜午後5時、村役場で立候補届け出を受け付ける。選挙戦になった場合、17〜20日午前8時半〜午後8時、村役場で期日前投票(移動投票所も開設予定)。21日の投票は午前7時〜午後8時、村内の5カ所で行う。
1日現在の選挙人名簿登録者数は5,526人(男2,726人、女2,800人)。