
人口減少社会におけるデジタル化やコミュニティーの維持活性化ついて大宮透町長は、「町民サービス向上に資する自治会ごとの電子回覧版など、コミュニケーションツールの導入検討は今後の重要な課題」とした。
山﨑博雄議員の質問に答えた。大宮町長は「たとえデジタル化が進んでも、人と人とのつながりや、信頼関係をつくる機会は今後も堅持することが重要」と語った。
自治会役員の負担軽減や効率化について久保田守彦議員が質問した。田中洋友副町長は、自治会内の円滑な情報伝達のためのデジタル化は有効な手段とし、「すでにオープンチャットを活用するなどの好事例を自治会間で共有し、意見交換できれば」と述べた。さらに、スマートフォンを持っていない人に対する配慮も重要とした。
防災士の育成方針や活動について関良幸議員が質問。須山和幸総務課長は「防災士の役割は非常に大きい。今後も補助金制度を継続し、増加育成に努める」とした。防災士の資格取得については町ホームページなどで町民に周知していくとも述べた。
日本防災士機構が認証する防災士は全国に32万7000人、県内に4900人いるとされる。小布施町内には現在8人。今月7日に開催した町総合防災訓練に、初めて町の防災士が参加した。