
大会は国家検定制度のもと実施される技能検定の造園・造園工事(3級)を兼ねている。検定は庭を造る実技、樹木の枝葉から樹種名を答える判断等試験、幅広い知識が問われる筆記の三つ。実技(標準2時間)は設計図を基に縦1.5m、横2mの区画に竹垣を作り、縁石や敷石、植物を配置する。
1位の髙橋さんは「実技でスムーズに完成できるよう配置する場所を覚えて臨んだ」。入賞を知り「驚いた。講習に取り組んできてよかった」と喜んだ。
2位の山岸さんは「(実技の)竹垣の寸法など、それぞれのサイズを覚えて時間内の完成を目指した」と練習の成果を示した。
3位の渡邉さんは「樹種名を覚えるために生えている樹木を観察して覚えた。今までの積み重ねが得点につながった」と話した。
同科の丑山政信教諭は「今年は入賞の可能性がある生徒が多くいた」とし、「入賞した3人は工夫して覚え、作業に取り組んでいた。今後に生かしてほしい」と期待した。
検定は同科の3年生30人が受験し、20人が合格した。