
地域クラブには、現在市内の中学校にある部活動を反映させた13の専門部を設置。来年度当初からの休日部活動の完全移行を目指し、本年度は月2回程度の活動を進めていく予定だ。
市役所で開いた設立総会で規約や運営方針、事業計画、予算などを承認した。会長を務める勝山幸則教育長は、人間力を育む部活動の教育的意義を示し、移行後も継承していく姿勢を強調。「学校から地域へと学びの環境を展開することで専門性の高い指導者に学ぶことが可能となる。さらに高い技術や技能につながり、スポーツや文化芸術の魅力に触れることができる」と期待を寄せた。
専門部は、男女バレーボール、男女バスケットボール、ソフトテニス、剣道、卓球、サッカー、陸上、吹奏楽、合唱、美術、技術・科学を設置。新たな専門部の設立にも対応する。必要に応じて専門部ごとに班(原則中学校ごと)を置くこともできる。
本年度の会費は1人1種目3,000円、保険料800円。生徒の保護者が教育扶助などを受けている場合、申し出があれば会費を全額免除する。指導者謝金は1時間1,100円とした。
事務局の市教委によると、募集中の参加生徒は7日現在、133人。一方、指導者は約60人が登録済みで、各専門部に2〜8人ほどを確保した。既にほとんどの種目で活動を試行している。