町は都市計画マスタープランや景観計画の改定について説明するほか、地域の課題についてディスカッションする。7日は、千両自治会(64世帯)の15人ほどが公会堂に集まり、ざっくばらんに大宮透町長や職員らと意見交換した。
今年4月から「第7次小布施町総合計画」がスタートし、同時に「町都市計画マスタープラン」「町景観計画」を改定した。また3月には、「第1期町空き家等対策計画」を策定した。懇談会で町は、それぞれについて要点をまとめ、今後のまちづくりの基本方向を示した。
地域の課題については、千両の北側を流れる水路について要望が出た。コンクリートにひびが入ったり、剥げたりして傷みが目立つとの声に町は「今冬に水を止め、調査する」と回答。また抜け道になっている千両の町道について「横断歩道もなく、子どもも高齢者も危険。30kmの制限速度を守る方策が必要」との意見が上がった。
教育分野を含め広範囲に出された意見、要望に大宮町長は「できるところから現状調査し、長い目で議論させていただく」と述べた。
倉科浩彰自治会長は「困り事や要望など住民の率直な意見が出た。一つ一つ、できる範囲でやってもらえればうれしい」と話した。