現在、オープンに向けて準備が進められている。きょう8日、「往来オープンデー“まちあい”」と題し、建物内のツアーや読書会、ワークショップ、飲食販売など、PRを兼ねたさまざまなイベントが企画されている。
一般社団法人小布施まちイノベーションHUBが空き家・店舗を活用して事業化する。地域の人や町を訪れる人が日常的に交差し、学びや仕事、暮らしを共有できる『まちの居場所』を目指す。町が今後加速する方針の「二拠点居住」推進や「移住定住」「わい創出拠点」の位置づけで、今後のまちづくりの一翼を担っていく。
建物は築40年の鉄骨造2階建て。延べ床面積350平方メートル。外観などは極力維持し、地域の記憶を尊重しながら改装を進める。資金の一部は、国の補助金を活用したい考え。
イノベーションHUB事務局長の日高健さん(31)は、小布施への移住は知人宅での宿泊が原点だったと振り返り、「滞在したい人のニーズを受け止められる場を増やしたい。事業が一つのロールモデルになれば」と話している。グランドオープンまで、随時イベントを開いていくという。
きょうのイベントは午前9時~午後9時。出入り自由。参加無料。各種飲食物は有料。夜はアルコールの提供もある。
場所は中町公会堂の西側。車で来場する場合は近隣駐車場の利用を呼び掛けている。