3年生の生徒代表議員13人が、子育て支援や公共交通など5項目について言及。藤沢敏和村長が答弁した。
同校では総合的な学習の時間を中心に「故郷(ふるさと)高山村」をテーマに学習。年に1度、村当局と協議する機会を設けている。今回は25回目。
この日、公共交通について発言した5人は、村内循環バスふれあい号の移動が10月1日からフルデマンド制になったことは賛成としつつ、「村内の移動に限るのは反対。村外を追加してはどうか」と提言した。藤沢村長は、公共交通の再編状況などを説明して、現時点での利用範囲拡大は難しいとし、「検証を行いながら、誰もが安心して利用できるサービスの充実に努めていく」とした。
主な質問や提言は他に、「子育て家庭にベビーベッドなどのレンタル支援を」「村の知名度を上げるためにどんなPRをするか」「日本で最も美しい村連合やユネスコエコパークとしての今後の活動は」「制服のリサイクル品を公共施設に置いてはどうか」。
議長を務めた戸田陽太さんは「自分たちが今までしてきた活動を村に受け止めてもらえる機会になったと思う」と話した。