重機操作体験、耐震模型実験、社員の話などを通して建設業の魅力や防災の大切さを伝えた。同校の1年生21人が参加した。
建設業界の将来の担い手確保につなげようと企画。普通科高校では県内初の取り組みで、同校は昨年に続いて2回目。
生徒たちは重機操作体験で、道路の雪を押し出す「除雪ドーザ」と、道路脇にたまった雪を飛ばす「ロータリー除雪車」に乗車。協会員らに教わりながら操縦に挑戦した。
除雪ドーザに乗車した徳竹想さんは「機械を上げ下げする操作が難しかった。周辺に人や車が無いかも気を配る大変な作業と思った。数年前、台風19号で長野市の実家が浸水被害にあった際、建設業の人が手際良く復旧作業していた。人のために働く姿に関心を持った」と感想を述べた。
県建設業協会須坂支部の山﨑支部長(須坂土建工業社長)は「この企画で普通科の生徒にも建設業を身近に感じてもらった。地元の建設業を就職選択肢の一つにしてくれたらありがたい」と話している。