須坂新聞WEBサイト 【小布施町議会】小西和実議長不信任決議案可決
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【小布施町議会】小西和実議長不信任決議案可決(2025.12.20)

 小布施町議会(定数14、欠員1)は12月会議最終日の12日、議員提出があった小西和実議長に対する不信任決議案を賛成多数で可決した。

 決議では、議会の正式な議決や合意形成を経ることなく、議長の独断で議員報酬の引き上げや議員定数2人削減について特別委員会に諮問したことなどを問題視した。採決は無記名投票で行った。退席した議長と議事を進行した副議長を除く11人が投票し、賛成6人、反対4人、無効1人だった。決議に法的拘束力はない。
 小西議長は取材に、「議会改革は途上。不信任は受け止めつつ、町民と町のために、議会全体で議論を深めていきたい」と、続投する意向を示した。
 不信任決議案は村中容議員が提出した。決議案では、公正中立の立場にある議長の職責に対する信頼を損なう事態が生じている―と主張。諮問の重要事項について議会への報告や協議を行わないまま、新聞発表したことや、議員と商工会との懇談会で議員定数削減があたかも議会の総意と誤認させる発言を行ったことなども指摘した。「いずれも議長の権限を恣意的に行使するものであり、議会を軽視し、議会の権威と信頼をおとしめる行為」と強調した。
 取材に対し小西議長は、「諮問は議長の権限内であり、検討をお願いしただけ。諮問についてマスコミ発表はしておらず、取材に応じた。商工会との懇談会では、特別委員会が立ち上がったが結果はまだ分からないと説明している」と弁明した。ただ、次期選挙の1年前に間に合うよう、来年3月の答申を目標とした諮問の時間的な調整に不手際があったことを認めつつ、「意図的な操作はなかった」と述べた。
 村中議員は「議会が良くなっていけばいいと思っている。議長には議員一人一人の考えを丁寧に聞きながら進めてほしい」と話している。

 

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