8月の最終選考会でメンバーの男女各12人に選ばれた。
男子は小布施クラブ所属で小布施中3年の飛沢倖志さん(伊勢町)、市川純乃介さん(伊勢町)、伊藤蒼空さん(長野市若穂)の3人が出場する。これまで共に切磋琢磨し、意思疎通を図ってきた仲間同士の合言葉は「目指すは優勝」だ。
飛沢さんは主将でセッター。「県選抜の仲間はパワフルさや器用さを持つ選手たちばかり」と話し、「彼らを最大限に生かすトスワークをして気持ちよく打たせ、相手ブロックを振るなどして勝利に導きたい」とけん引する。
アウトサイドヒッターの市川さんは「県選抜としての責任をしっかり持って臨みたい」と抱負。180cmの身長を生かし、「苦しい時こそ得点を決めにいく。得意のブロックと視野の広さを武器にしながらチーム全体を盛り上げたい」と意欲を見せる。
伊藤さんのポジションはオポジット。「攻守を両立させて、レフトの負担を減らす切込みや時間差攻撃を仕掛けたい」とマルチな存在をアピール。セッターとのコンビネーションや機動力も発揮できたら」と話す。
男子では、常盤中教員の林秀海さんがマネジャーを務める。
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女子は、ともに相森中3年でミドルブロッカーの宮川心花さん(東横町)と市川萌愛さん(旭ケ丘町)の2人が挑む。
ガロンズ夢王所属の宮川さんは、昨年出場した経験を生かし、「チームを引っ張りたい」と意気込む。172cmの長身を武器に「ライトに回っての攻撃」が持ち味だ。昨年から強化してきたレシーブでも「目立てるように頑張りたい」と誓う。
高山VC所属の市川さんは、初のメンバー入り。身長170㌢の高さを生かし、「速攻を打つのも、止めるのも得意」と言う。選抜チームに入り、ブロックなどで自らの成長を実感。「学んだことを発揮して悔いのない試合をしたい」と決意する。
チームの目標は日本一。2人は周りの人たちへの「感謝」の思いを胸に、集大成の大会に臨む。
大会は男女各48チームが出場する。予選グループ(16組)の各組上位2チームが決勝トーナメントで頂点を争う。県選抜は予選で男子が栃木、愛知、女子は福岡、岐阜と対戦する。