塩屋醸造(須坂市新町、上原吉之助社長)と穀平味噌醸造場(小布施町伊勢町、小山洋史社長)が「全国味噌工業協同組合連合会会長賞」に、糀屋本藤醸造舗(須坂市村石町、本藤浩史社長)が「一般社団法人中央味噌研究所理事長賞」に輝いた。審査会は昨年10月28日。12部門に全国35都道府県から287点(前回303点)が出品された。表彰式は11月20日。
塩屋醸造の銘柄「塩屋のこうじ味噌」は「淡赤色系・辛・粒の部」で。
入社33年目で工場長2年目の小林秀寛さん(52)は10日の取材に「出品直前の品定めではいいみそができたと思っていたが、全国は県品評会より出品時期が早かったので若干若い部分があったのか。完熟に至らなかったのか。反省しつつ通常製品に技術力を生かしていきたい。先輩に教えていただいたことを忠実に守り、暑さに戸惑い、試行錯誤しながらだが賞を頂けてよかった」と振り返った。
出品作は、小林工場長、小林秀久技術顧問(前工場長)、奥西宏太さん(31、入社5年目)が力を合わせた。奥西さんは県連合会の製造技術者養成講座(2年間の2年目)に通っている。
穀平味噌醸造場の銘柄「穀平 豊醸」は「赤色系・辛・こしの部」で。
小山社長は15日の取材に「出品時も若い衆が一生懸命工夫して造ったのでそれでいいと現場の判断に任せた。品評会は色も味も香りもそろっていないと上位に入らない。前回の反省から熟成期間をしっかり取ったので味がよかったのか。受賞の技術力を市販用に還元し、一般消費者に喜ばれるものを造っていきたい」。
表彰式に出席した中村渚工場長(43、入社10年目、工場長就任7年目)は「全国の受賞みそを味わった。勉強になった」と取材に答えた。
製造は小山社長、小山彰博常務(38、入社10年目)、中村工場長、小山裕暉さん(29、3年目)の4人が力を合わせた。
糀屋本藤醸造舗の「信州蔵出しみそ」は「淡色系・辛・こしの部」で。
本藤社長は16日の取材に「全国は県より仕込みを早めた。色は白くクリアでよかった。表面に変色が見られたが、全体に納得いくレベルにできた。次回は出品時と変わらない状態に出せればいい。赤色系に刺激を受けたので赤みや香りの強いみそにも挑戦したい」。
県連合会の製造技術者養成講座講師を務め、副理事長を務める連合会の技術委員長として受賞みそ公開展示にも出席した。「養成講座の受講生も受賞みそを見て味比べした。造ったみそを参考出品し、コメントも出ていたので各自今後の参考になった」と話す。
受賞品は本藤社長(65)と長女鈴木はるなさん(38、品評会用製造2年目)が力を合わせた。