今後、埋め立てを続けた場合に懸念される水処理施設の負担増を考慮し、外部搬出に切り替える。
反応飛灰処理物は、焼却炉の排ガスに含まれる有害物質を取り除く2段階目のフィルターで捕捉される物質で、塩化カルシウムや硫酸カルシウムが主な成分。同連合環境推進課によると、エコパーク須坂では浸出水(埋め立て物に触れた雨水)のカルシウムイオン濃度が想定より高く、さらに高濃度となった場合は、水処理施設に大きな負担がかかる恐れがあるという。
35年度までを期間とする埋め立て終了後、施設の廃止(水処理不要な状態)までにかかる期間は15年ほど。ただ、このまま埋め立てを続けると、想定よりも期間が長くなる懸念があるという。26年度からは新たな埋め立ては行わず、民間の処分場に処理委託する。
同課は「本年度になってから水処理の負担増がクローズアップされてきたため、外部搬出の判断になった」と説明した。地元の仁礼町区関係者には昨年秋に報告し、全戸に通知したという。
エコパーク須坂は、21年2月から埋め立てを開始。ながの、ちくま両環境エネルギーセンターから排出する反応飛灰処理物、溶融スラグ、溶融不適物の3品目を埋め立て処分している。
また、理事会では次期処分場建設候補地の決定の延期を決めた。可燃ごみ焼却量の減少や溶融スラグの再利用量の増加による埋め立て量の減少、反応飛灰処理物の埋め立て中止、溶融不適物の資源化の可能性など、計画当初から状況が大きく変化していることを理由に挙げた。
今後は、規模の見直しや経費などの分析を踏まえて再検討し、建設の要否を判断する。27年2月の理事会までに決定する方針だ。
今月20日に開く同連合議会2月定例会に報告する。