県内小選挙区(1~5区)は自民が独占した。一方、日本維新の会新人の若狭清史氏(45、長野市)は、小選挙区で敗れたが、比例代表北陸信越ブロック(定数10)で議席を得て復活当選を果たした。2回目の挑戦で初当選比例代表は自民3、中道4、維新1、国民1、参政1。
小選挙区比例代表並立制導入(1996=平成8=年)から11回目の総選挙。
今選挙は、自民・維新による高市連立政権の是非を最大の争点に、解散から投開票まで16日間という戦後最短で真冬の決戦が組まれた。開票の結果、連立与党は衆議院定数465の3分の2(310)を超える大勢力となった。自民は高市人気による風が全国的に吹いて公示前の198から100人超に躍進。新しい枠組みの連立に信任を得た。
若林氏は当確の報を受けた各社の取材に「結果を出せてよかった。『日本列島を強く、豊かに』を掲げ、そのための『責任ある積極財政』が必要と政策を前面に出して戦った。期待をひしひしと感じた。高市連立政権に有権者が希望を感じたことが勝因」と述べた。
前回(2024年10月27日執行)の落選を振り返り「一時は復帰を断念するかというくらいに落ち込んだが、もう一度立ち上がれと声をかけていただいた。1年3カ月間は悔しい、情けない日があり、塗炭の日々だったが、励ましにより歩むことができた」とした。
2月2日に高市総理が応援演説で長野入りしたことに触れ「終盤戦に向けて大きな盛り上がりができたことはよかった」とした。
今後については「『日本列島を強く豊かに』『北信に活力を』を基本に公約の実現に取り組みたい。北信の可能性を県市町村と引き出し、地域の成長をけん引していきたい」と力を込めた。
篠原氏は「このような結果(県内小選挙区で自民独占)は予想できなかった。私の不徳の致すところだが(高市人気の)全国的な大きなうねりが作用した結果だ。ミニ集会で、将来を考えるといきなり一つの方向に行っていいのかと申し上げたが、有権者の判断に潔く従わなければならない」と敗戦の弁を語った。
若狭氏は選挙戦で「しがらみのない候補」を強調。「地方に予算と権限と責任を移し、やりたいことは当たり前に迅速にできる地方分権に変えるべきだ」と訴えた。比例復活に「皆さまの思いを頂いたのでできることを全力でやっていきたい」と抱負を発信した。
須高の投票率は前回を2.44ポイント(高山村)~4.82ポイント(須坂市)上回った。
