市内外の中高生有志でつくる実行委員会(21人)が主催し、ステージ、屋台、福祉、体験の四つのエリアを設けて来場者を楽しませた。親子連れを中心に約3300人(主催者発表)が訪れ、青空の下で和やかな時間を過ごした。
ダンスや吹奏楽、和太鼓、バンドなどのパフォーマンスが会場を盛り上げた。料理やスイーツを販売する飲食店が並んだほか、子ども服のリユースや非常食の試食もあった。体験では、恐竜の着ぐるみや小物作り、スラックラインなどが盛況だった。ご当地ヒーローやキャラクターも登場し、人気を集めた。
会場では、実行委員と当日のボランティアを含め約50人の中高生が来場者を歓迎した。子ども向けのスタンプラリーを担当した実行委員の一人、須坂東高1年の藤田椛暖さん(須坂市高橋町)は「想像していた以上に多くの人に来てもらえてうれしい。学生の力だけでもできる自信がついた」と胸を張った。
ママ友の親子同士で訪れた池田さゆりさん(長野市若穂)は「中高生が開催したなんてすごい」と感心。「スザカイザーやティラノサウルス(着ぐるみ体験)、お菓子(スタンプラリーの景品)など子どもたちが喜びそうなものがいっぱいですね」と喜んでいた。
実行委では、自分たちの手で世代や境遇を超えて誰もが楽しめるイベントを―と企画した。行政の補助金に頼らず、市内の企業から協賛金などを集めて運営費に充てた。今後も継続して開催する予定だ。
イベントの発案者で、実行委員長を務めた中野西高3年の竹前颯汰さん(須坂市幸高町)は「楽しいだけでなく学びのあるイベントにできた。学生にとっては新しいことに挑戦するきっかけにもなった」と強調。予想を上回るにぎわいぶりに「地域で愛されるイベントの形が少し見えた気がする」と、今後に向けて手応えを感じていた。
実行委では、売上金10万円余を市社会福祉協議会に寄付するという。